↑顔のまわりがオレンジ色(婚姻色)になっている発情期のオス。
ニホントカゲはよいトカゲ♪
幼少の頃、清酒「日本盛」のテレビCMで「ほんに良い酒灘の酒♪ 日本盛は良いお酒♪」というCMソングを良く耳にしていた私は、ニホントカゲは良いトカゲ♪と替え歌を作って歌っていました。
今でもニホントカゲを目にすると、自動的にアタマの中でその替え歌ソングが流れるんです。
日本にはニホントカゲの他に、同じぐらいの大きさのトカゲの仲間「カナヘビ」がいるのですが、カナヘビの乾いた感じのする外観に比べ、ニホントカゲはしっとりした肌に見えて、実際に触ってみてもそんな感じがします。
光沢があって、しっとりしていて、それで調子にのって触りまくっているとすぐに尻尾が切れてしまいます。
トカゲの尻尾切りは、分かっていても自分の手の中でそれが起きるとギョ!とするもんなんですね。切り口から切れた尻尾の断面が生々しく見えていて、無残というかいくら当時の私が昆虫少年でも、ああいう生々しい「血」を連想させるものは怖かったのです。それですぐに捕まえたニホントカゲを逃がしてしまうという、トカゲの尻尾切り作戦に負けてしまうのです。
切れた尻尾はしばらくピンピン動いていて、ふつうトケガを狙って食おうとする動物は、この切れた尻尾に惑わされている間にトカゲは逃げるというのが定説なんですが、人間には切れた尻尾断面の気持ち悪さの方が勝っている!と、私はそう思います。
定番の日光浴ポーズ。梅雨の合間、ある晴れた日の朝
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