アブラゼミ

↑交尾。見つけてから90分ほどこの状態で、その後メスは飛んで行った。


アブラゼミは関東から関西あたりまででは、もっともありふれた、夏になるといつも出てくる定番のセミだと思われます。

同じ木の、それも下を歩く人から丸見えの低い場所に何匹もとまって鳴いている姿を眺めるのはそんなに珍しいことではないでしょう。何年か前にはわざとセミを木に並べて写した写真が、実は記者のやらせ画像だった・・・というニュースもあったような気がします。そのセミもアブラゼミでした、確か。

そんな目立つアブラゼミは、子どもの昆虫採集での捕獲量も多くて、私もかつて虫かごにドッサリ捕りました。アブラゼミは木の低いところにもとまることは前述しましたが、さらにのんびりした性格らしく、ツクツクボウシやミンミンゼミは絶対に素手で捕まえることは不可能だったのに比べて、このアブラゼミは素手でもそーっと近づいて掴めました。掴んでから「ギャギャギャ」なんて鳴いていましたから、警戒心のないセミです、かね?

さらに、鳥が咥えていたり、カマキリやスズメバチの襲われるセミの写真にもアブラゼミが多いように思うのは、私だけなのでしょうか?

そういう鷹揚な性格のアブラゼミが私は好きです。

京都市桂坂 動物図鑑

京都市西京区桂坂で見つけた動物を紹介します。

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