ヒグラシ2020.08.15 00:40ヒグラシというセミは、「ひぐらしという蝉」と書いた方がしっくりします。なんか日本的な詫びを感じさせる鳴き声は、明るい西洋式庭園にはあまり馴染まず、深山にある苔むした寺の夕暮れを彷彿とさせる鳴き声の響きがあります。写真のひぐらしはオオカマキリにやられちゃった絵ですが、これはおそらく...
ツクツクボウシ2020.08.14 04:00ツクツクボウシという小型のセミは、主に夏の終わり、だけどまだ残暑残る頃に鳴き始めます。よく似たヒグラシが木々が生い茂る暗い雰囲気の中に住んでいるのに対してツクツクボウシは日光が地面まで通るようなポプラや赤松の明るい林で、名前の由来になった独特のツクツクボーシを繰り返す演奏をしてい...
キマダラカメムシ2018.08.22 06:42↑キマダラカメムシの幼虫。このキマダラカメムシは、日本で一番大きなカメムシなのだそうだ。たぶんそのほかに「日本で一番”悩ましいカメムシ”」ではないかと思います。カメムシという生き物は日本では嫌われ者として名を馳せていまして、誰もが口をそろえてカメムシを指さして「あ゛ああああ・・カ...
アブラゼミ2018.08.20 08:02↑交尾。見つけてから90分ほどこの状態で、その後メスは飛んで行った。アブラゼミは関東から関西あたりまででは、もっともありふれた、夏になるといつも出てくる定番のセミだと思われます。同じ木の、それも下を歩く人から丸見えの低い場所に何匹もとまって鳴いている姿を眺めるのはそんなに珍しいこ...
クマゼミ2018.08.18 05:35かつて私の中では、クマゼミは憧れのセミでした。幼少の頃は東京に住んでいたんです。東京の夏はミンミンゼミでした。アブラゼミやツクツクボウシもいたけど、なんと言ってもかき氷食いながらのミンミンゼミの鳴き声ほど夏を実感させるサウンドは無く、今もそれが自分の原風景なのです。クマゼミは図鑑...