ナナホシテントウ

↑幼虫


ナナホシテントウは、テントウムシと言えばコレ!的に、テントウムシ界の代表に君臨していると思います。

その理由を勝手に考えてみました。

ひとことで言えば、ナナホシテントウの「意匠性」で君臨できたのではないでしょうか??

ひとがデザインしてナナホシテントウが作られたわけではないので本当は意匠という言葉はダメですが、他にうまく言い表せないのですね。まあ神様がこのようにデザインされて、それが人類の「かわいい本能」をくすぐったとか、そんな感じ。

まず絶妙な胴体と頭のバランスがかわいいデザインですね。頭と胸がツヤツヤの黒ベースで見分けがつかないから頭が大きくてそれにまん丸な体がついている、幼児体形に神様が設計したのが成功のもと。しかも頭にはお目目に見える白い斑点を施してありますからクリクリお目目の赤ちゃんをモデルにしたのでしょうか、神様は。

体の方に目を移すと、ここもツヤツヤのしかもビビッドなオレンジに黒い斑点というコントラストもタダモノの仕業ではありません。おそらくナナホシテントウをデザインした神様は神様界の中でも優秀なデザイン事務所出身だと思われます。

しかも黒い斑点はラッキーセブンの7。

7は「ナナ」と二文字で「ナナホシ」という響きも発音し易くて文句のつけどころがありません。

ちなみに、ナナホシに2個増量してしまったココノホシテントウというテントウムシもいるのですが、こっちのテントウムシは知名度がかなり低いのです。やはり総合バランスでナナホシテントウはテントウムシ界の人気者になったのでしょう。

過日、道端でナナホシテントウを手に載せた女の子が「ほら!テントウムシ!」と他のお友達に笑顔で見せていました。

やっぱり虫でもナナホシテントウは別格、みんなに好かれる存在なんだなぁ、
と思って眺めていたら、
「あ!イヤ、気持ち悪い・・・」とお友達の声。

やっぱり100%支持にはまだ遠いのでしょうかね?


京都市桂坂 動物図鑑

京都市西京区桂坂で見つけた動物を紹介します。

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