ツグミは、写真のように地味な色合い。ツグミが冬枯れの原っぱに降りていると地面の色合いに溶け込んでしまい見分けるのが難しい。
しかもあんまり動かない。
「何をそんなにボーッとしてんだよ!」って、もし勉強前のチコちゃんだったらそう言うかも!って考えてしまうぐらい、地面のツグミは口をつぐんで少し上に視線をやっているようで、あんまり動かず、ときおり思い出したように地面をつついて餌を漁るような、そんな鳥に見えるんです。
私の家の庭にも冬になるとツグミとヒヨドリが来ます。ヒヨドリは騒々しくて活動的。かたやツグミは目立たない地味な鳥。どっちもモズやハヤブサに狙われるみたいだし、地上のツグミはネコにも襲われることもあるだろうから、地味で目立たないツグミは、外敵から目立たないことで生き残る作戦を選んでいるんだろうと思う。
地味な色合いではズズメもそうだけど、スズメはいつも群れていて、誰かが見張りをして、危険を察知!で誰かがピヨ!っと鳴いたら一斉に逃げ出す仕組みができている。スズメはそういう作戦の鳥。
それに対してツグミは一匹行動みたい。目立たず、騒がず、不必要に動かず、でもちゃんと餌を捕っている。きっとボーッとしているように見えるだけで、視線はいつも外敵と餌と両方の動きをひとりで察知して、自分で瞬間的に判断して行動しているんだろうなぁ。
ツグミって、そういう個性なんだろうと思う。
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