↑白色型(メス)
モンシロチョウは畑の蝶で、モンキチョウは原っぱの蝶、みたいなイメージをいつからか忘れたけど持つようになりました。
子どもの頃はキャベツ畑が近くにあって、そこに行くとモンシロチョウがいーっぱい飛んでいて、虫かごにいっぱい捕りましたが、モンキチョウはほとんど捕れませんでした。モンキチョウはモンシロチョウよりすばしっこくて網になかなか入らないし、いつもこっそり入り込んではモンシロチョウを狙っている都築さんちのキャベツ畑には飛んでこない、というのが当時友人との共通認識でした。
だから、原っぱに行くと、モンシロチョウは後回しにして、必ずモンキチョウを探し回り、見つけると「あ!モンキだ!」とお互い連絡を取り合って、連係プレーで網に入れたもんなのです。
それがなぜかモンシロチョウが減ってしまい、それに比べてモンキチョウは原っぱにも、最近は自宅の庭にも舞っていて、ときには3匹で空中戦しているのも観戦できるようになったので、時代は変わったものだなぁ、などと思うときがあるんです。
たぶんモンキチョウが定番になってきたのは、公園や庭にクローバーがはびこっているからではないのかな?
このクローバーという草に限っては、四葉のクローバー探しという「見つけたら幸せになれる」ラッキーアイテムなメルヘンがあるので、地元住民たちが雑草カテゴリーとは思わないから草刈されないで育つんです。だからクローバーが主食のモンキチョウの幼虫は、農薬もない公園や裏庭や小学校のクローバーを食べてすくすく育ち、蝶になったらその上で空中戦をする。こういう図式なのではないのかな?
モンキチョウも白いのがいるので、それを見つけたらラッキーアイテムになれるんじゃないか?って思うのですが、まだそこまでモンキチョウは定番になっていないようです。
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