ショウリョウバッタ

↑茶色の個体もいる。

ショウリョウバッタは精霊蝗虫と書くことはまったく知りませんでした。このバッタはお盆のシーズン、精霊流しとともに夏景色の一員だったのですね。

こどもの頃に原っぱに行くと必ずと言っていいほど見つかる、かなりフツーのバッタのショウリョウバッタでした。でも特にメスは体が大きいから、これを捕まえて虫かごにいれるとなかなか最初の一匹目の獲物としてはサマになった雰囲気が出て、ともだちに見せたら「おお!キチキチか!」と一応リスペクトの眼差しをもらえる、私にとっては良い虫でした。

このバッタは飛ぶときにキチキチ言うからキチキチと呼んでいましたが、どうもよくキチキチ言うのはオスなのだろうと思います。オスはよく飛ぶからなかなか捕まらず、その代わりメスは大きくてのんびりしているから割と簡単に捕まるのですね。

ショウリョウバッタは他のバッタに比べて細長くて尖ったスタイルが特徴です。このスタイルによく似たバッタにオンブバッタがいます。ショウリョウバッタのいる原っぱにはオンブバッタも見つかるので、こどもの私はてっきりショウリョウバッタの子供がオンブバッタなのかと信じていました。でも違う種類のバッタだったのですね。その事実を知ったのは、私が中学生の頃になってからです。なんかおかしいぞ!と気がついたのですね。

京都市桂坂 動物図鑑

京都市西京区桂坂で見つけた動物を紹介します。

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