ハエ目アブ科の日本に住む吸血性の恐ろしい大型のアブが、わが街 桂坂に住んでいました。それを撮った写真が今日の一枚。上の写真です。あるお宅の玄関先石垣にとまって体を休めていました。
人の血を吸うアブは、このアカウシアブの他にウシアブ(アカウシアブをハエぐらいの大きさに小さくして配色を白黒にしたような外観のアブ)など数種類います。
その中でアカウシアブは大きさが最大で、一回に吸う血の量も大きく0.5ccぐらい。アブの口はドリルみたいで、人の腕や脚にとまった!と思ったら、鋭いドリルのような口ですぐにグリッ!と穴を明け、即血を吸います。まったく「アッ!」という間に血を吸われ、慌てて追い払った後に見ると吸い口に血が滴り、やがて痒くなり、その痒みは時間とともにトンデモなく酷くなるという恐ろしい昆虫です。
日本に住む厄介な迷惑昆虫です。
これら吸血性のアブから学ぶことがあるとしたら、それは手際の良さでしょう。「いい仕事」しています。なにしろ間髪入れぬ早さで目当ての皮膚にとまる、穴を明ける、血を吸うという3つの仕事を終わらせてしまう、まったく血を吸うという仕事を無駄なくサササッと終わらせるのですから、ビジネスマンは彼らの行動を見習うべきでしょう。
さらによく調べるともうひとつありました。
このアブが居るということは、その地の自然度が低くないことを示しているのだそうです。近くに森があり渓流が山をくだり、人だけでなく動物が居ることを示しているということになります。おそらく野生動物も彼らのターゲットですから、シカやイノシシなどが生息する自然度のそれなりに高い地域という証になっているということらしいです。
だから桂坂は自然豊か?なのでしょう。
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