↑産卵中のメス。5日間以上、産卵していた。
↑卵塊
↑幼虫。頭は、奥。
マイマイガは親虫を見れば、どこにでもいるようなありふれた蛾にしか見えないのです。
この蛾の特徴は、スバリ!幼虫にあります。
幼虫は写真で見るとおりの毛虫。まるで絵に描いたような毛虫です。
しかも大発生するから目立つし、実際に森林を食い荒らす害虫のレッテルを貼られ、「マイマイガ」で検索すると検索結果に並ぶのは十中八九が、マイマイガを殺すには、のような物騒な話題ばかり。そうです!マイマイガは木の葉を食べつくす恐ろしい害虫なので、殺虫剤を撒いたり、専用のマイマイガ幼虫退治ウィルスを撒いたり、卵を見つけたらスグ擦ってお落としましょうとか、いかにマイマイガはのけ者になっているかが分かると思います。
日本全国の市町村がこんなマイマイガ憎し!の解説をネットで呼びかけていますが・・・
ここ桂坂のある京都府、京都市はそういった解説を掲げている市町村サイトがネットに見当たらないのがちょっと不思議?? そんなマイマイガなのです。
この虫に限っては、かわいい♡とかそんなのがネットにあまり見えないのですね。
どーしても日本中みーんなマイマイガを可愛いと思わないのか!と意地になってネットを探し回ると、ひとつだけ、マイマイガの毛虫はプチプチアニメのニャッキみたい・・・というのがやっと見つかりましたぁ!㊗
幼虫(毛虫です)を見つけたら、捕まえてお顔をよーく見つめてください。そうするとお目目がまさにニャッキなのですよ。
このマイマイガの幼虫は上述のように一齢幼虫(卵からふ化した小さい毛虫)にはどうも毒があるようですが、その後は無くなるんじゃないかな?と私は思います。
なぜそう思うかというと、この毛虫を私は子どもの頃から触っていたけど大丈夫だったからです。
小学生の頃の私は友達と学校の桜の木でこの毛虫を見つけ、「ネコみたいだな♪」って可愛がり、手にとって遊びました。一齢幼虫の大きさは1センチぐらいです。捕まえていたのは三センチぐらいかな。だから毒にやられなかったのかもですが、この毛虫は大きくなるとグロテスクになってあまり可愛くなくなるし、毛は剛毛になってしまいチクチク手に刺激があって「あ?・・・これって刺してるの?」っていう感じになります。
この刺してる感じが毒毛虫っぽくて、まあちょっとぐらいは一齢幼虫時代の毛が付着しているかもしれないし、チクチクしただけで蕁麻疹みたいなの出る人がいるから一応気をつけましょう!と言っときます。
昨年私は桂坂小学校の岬の家にお手伝いで先生と子ども達と一緒に行きました。そしてお弁当食べる時に、屋外の席にいっぱいマイマイガの毛虫がいたので、子ども達は大騒ぎになちました。そこで、私はこの手で毛虫を捕まえて他に逃がしてあげたら・・・「すごーい!」って子ども達に褒められました♡。 私にとってはそんないい思い出があるマイマイガの毛虫たちなんですぅ。
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